すべてのミニマリストがぶつかるであろう【本どうする?問題】。度を越した本好きミニマリストが自分なりの解決方法をご紹介します。
本の定数を決める。一度読んだら捨てる。そんなことできない!
大前提として、この記事では「残す本を選ぶ基準」や「小さくて小洒落た本棚をキープする」方法は紹介していません。
1冊も捨てられないし、残すか捨てるか考える気もない人間の、本との付き合い方を紹介しています。
この記事はあなたにおすすめ
- ミニマリストだけど、本が好き
- 読み終わった本を「また読みたくなるかも」と思い、捨てることがでない
- 大量の文庫が本棚の中で前後2列に並んでいる(奥の列の本はどこに何があるかわからない)
- もう本棚に隙間がない、これ以上本棚を増やすこともできない
- 本の自炊(データ化)って結局どう?
全部大事なので、すべてデータ化
本当に必要?いつ読み返す?曖昧なら捨てよう!
本に関しては、これが出来ない。服はいける、書類もいける、でも本は無理。どーしても無理。だけど場所を取る。
そこでたどり着いたのが、書籍のデータ化です。本をバラして、スキャンして、捨てる。本が好きな人ほど最初は抵抗があるでしょう。私もそうでした。
しかし。
しかし、しかし、やってみたらとんでもなくハッピーな状態になったので、ぜひ最後までお読みください。
本棚のデータ化までの道のり
もう読まない本はメルカリ・処分
結局捨てるの?!と思うかもしれませんが、どんな本棚にも2度と読む価値のない本は紛れています。それらはメルカリ、売れなさそうなら捨てる。これはもうしょうがない。
スキャナーを買う
富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)
スキャナーは「富士通 ScanSnap iX500」一択の印象です。スピードも性能も申し分ない。本をデータ化する人の中では王道のスキャナーなので、リセールバリューも高め。
富士通 FUJITSU ScanSnap SV600 (A3/片面/オーバーヘッド読取方式)
本をカットするのが、面倒なら切らずにスキャンできるスキャナーもあり。
プラス 裁断機 自炊 A4 かんたん替刃交換
本の量が多い人は断裁機を買う
オルファ(OLFA) ロータリーカッターLL型
断裁機は高くてデカイ。ので、私はロールカッターと定規で乗り越えました。夜な夜な本をスキャンしていた時期は常に手に絆創膏を貼っていた気がする。断然断裁機がおすすめ。
読書用端末を買う
スマホでも読書可能ですが、読書に集中するためにも専用端末を買いましょう。
私が使っているのは、Amazon Fire HD8。画面サイズは文庫と変わらないぐらい。重さは一般的なハードカバーよりちょい軽い。
いよいよ、本を断裁・スキャン・データ化
最初は本棚の中の「もう読まないかもしれないけど捨てるのはもったいない」ぐらいの本から断裁・スキャンしていきます。大事な本だとうまくバラせなかったり、スキャンできなかったりしたときにショックが大きい。
最初の1冊は本当に抵抗があった。
文庫のカバーを外し、表紙と背表紙をちぎり。10-20ページごとに背の糊付けされている部分を裂いていく。
うーあー。ごめんなさーい。と言いながら、ひたすら裂く。裂く。裂く。
裂き終わったら、糊付け部分をカッターで切り落とし、スキャナーへin。
PDF化されたデータを読書用端末にin。
数冊の断裁・データ化が完了した時点でタブレットで試し読み
PDF化された書籍をタブレットで試し読み。
紙の本でしか読書してこなかった方は、まず思うはず。
うわ。読みづらっ。やっぱり、ずっと画面見てんのツライかも。
しかし、人間ってすごいもんで、数日で慣れます。
慣れてしまえば紙の本を持って読むより、多くのメリットを感じます。指一本でページがめくれる。テーブルに置きっぱなしにしても、ページが閉じない。元の本のサイズ関係なく電車の中で読める。などなど
そして、タブレットの便利さになれてしまうと、読みたい本や大事な本ほど書籍の状態で家に置いてあるのがもどかしくなる。
今一番読みたい本から躊躇なくデータ化
積読本の一番気になるものをPDF化して、タブレットに入れたくなる。
じゃんじゃんデータ化。本棚がスカスカになる。本棚を捨てたくなる(そう、私はミニマリスト)。
全ての書籍をデータ化。
本棚のデータ化完了!
やっと完成!お疲れ様でした!
ここからは無限に蔵書を増やせる環境が整いました。定期的に本がたまったらスキャン。時々図書館。どんな本か知りたいだけのビジネス書はKindle。
私はすべてデータ化しましたが、ある程度量を減らしたら、お気に入りだけを本棚に並べて大切に保管するのもアリでしょう。大事な本だけが常に視界に入る空間で気分が上がる気持ちもわかります。
やってわかった!本をデータ化するメリット・デメリット
本をデータ化するメリット
- 本棚の全てを持ち歩ける。気分に合わせて乱読できる
- ハードカバーも文庫も同じ軽さのタブレットで読める
- どんなに蔵書を増やしても場所を取らない。部屋が広くなる
- 本棚にホコリがたまないので掃除する必要が無い
- 人に本棚を見られる心配がない
- 電車の中で読んでいる本のカバーを気にする必要が無い
- タイトル・著者名で蔵書の書籍検索ができる。本屋で「あれ、この本持ってたっけ?」がなくなる
- つまり「あの本どこいったっけ?」も無くなる
- メモ・書き込みし放題。読書後メモを一覧で読み返せる
- ペンが無くてメモをが取れない。も無くなる
- 手がラク。これはタブレットでの読書に慣れてから重たいハードカバーの本を読んで気づく
- 本棚のバックアップが取れる。普段持ち歩く端末用と、バックアップ用にデータをコピーして保存しておくことが可能になる
- メルカリで断裁済みの本が安価で手に入る。メルカリで断裁済みの本を格安価格で販売している人も多く、バラバラになっているので定価より安く入手でき、自分で断裁する手間も省けます。スキャン後はまた購入価格と同じ値段でメルカリに出品することができるので経済的。
本をデータ化するデメリット
- 集めた本のコレクションがなくなるのは寂しい
- 最初にデータ化するまでがめんどくさい
- 慣れるまでは読みにくいと感じる。これは1週間で慣れる。人によるけど
- 画面サイズに制限があるので、大判の雑誌や写真集には向かない
- スキャナーにもサイズ制限があるので、大判の美術書などはデータ化が難しい
- 人に本を貸せない。逆に言えば、借りパクにあうことが無い
これが現在の私の本棚
読書端末はAmazon Fireタブレット(microSDカードでデータ容量増設)
図書館で借りたアガサ・クリスティーの「牧師館の殺人」とタブレット
Fire HD 8 タブレット
現在はすべてのデータをタブレットに入れています。microSDカードの200GBを入れてデータ容量を増設。
Apple製品を見慣れていると安っぽく感じる外観ですが、カバーも付けずに2〜3年ガシガシ使っても問題なく動きます。映画を観たりも出来ますが、読書専用端末と割り切って使用したとしてもコスパの良いタブレットです。
現行品のFare HD 8・10タブレットは最大1TBのmicroSDカードに対応しているので、まだまだ安心して蔵書を増やせます。タブレットとは別にハードディスクにバックアップをとっているので、microSDカードが破損しても安心。
図書目録はグーグルのスプレットシートに
データ化するにあたってグーグルのスプレットシートに図書目録を作りました。
これは比較的人に見せても平気なジャンルの「ミステリー・SF系」のシート。
ジャンルごとにシートがあり、著者名、タイトル、その本を読みたいと思った理由(エッセイに登場した。ブルータスの読書特集で紹介してた。とか)と感想がまとめてあります。
これを作ってから本屋で同じ本を買うことはありません。
「アガサ」で検索するとシート内の「アガサ」の入ったセルがグリーンになって強調されます。何を持っていて、持っていないか一目瞭然です。
電子書籍を気まぐれに活用
このサイトでは、Kindleunlimitedで読んだ本を紹介することもよくあります。しかし毎月契約しているわけではなく、定期的に特別プランが表示された時のみ利用する程度です。
気になるビジネス書が追加された時、季節の変わり目に雑誌を読み漁りたいとき、Kindle unlimitedのトップページに行き、特別価格が提示されていれば利用します。
特別価格が提示されるタイミングは人それぞれのこともありますし、新生活応援、読書の夏、ブラックフライデーなどの理由でキャンペーンが開催されることもあります。
通常1ヶ月980円のところ2ヶ月99円・3ヶ月199円など破格のお値段で利用することができるので、定期的にkindleunlimitedのトップページに行き、キャンペーン価格が提示されていないか確認します。
初めての方はどのタイミングでも30日間無料で利用できますが、すでに利用したことがある方も、特別価格キャンペーンを定期的に開催しているので、kindleunlimitedのトップページに行き、あなたに提示されるプランをチェック。
オーディオブックも同様に
利用しやすいオーディオブックについてはこちらの記事で紹介しています。
青空文庫のオーディオブック版「青空朗読」はずーっと無料で使えて、ラジオがわりに聞き流しています。名前は知ってるけど読んだことない文豪の作品を気軽に聴くことができておすすめです。
アマゾンAudible(オーディブル)は、本の朗読を聴けるサービス。12万冊以上の作品を聴き放題で楽しめます。
初めての方は30日間無料で、利用したことがある方も、特別価格キャンペーンを定期的に開催しているので、まずはあなたに提示されるプランをチェック。
以上が本を捨てられなかったミニマリストの本棚です。
お試しタブレットにオススメFireタブレット
画面サイズは3種類
- Fire 7 タブレット (7インチディスプレイ)
- 16GB・32GB
- Fire HD 8 タブレット (8インチHDディスプレイ)!!!迷ったらコレ!!!
- 32GB・64GB
- Fire HD 10 タブレット( 10.1インチHDディスプレイ)
- 32GB・64GB
データ容量は2種類ずつ用意されていますが、基本は小さい容量のものに、microSDカードで容量増設をおすすめします。
Fire HD 8とFire HD 10はPlusと付くモデルもありますが、RAMが多いのと、ワイヤレス充電に対応しているかどうかぐらいの違いです。データ容量や解像度などは同じなので、「どうしてもワイヤレス充電がしたい」という方以外は必要ないと思います。
Fire 7 タブレット
セール時期を狙えば、5000円以下で手に入れることが出来るコスパの良いタブレット。文庫多めの方は問題ないと思いますが、本によって閲覧しにくいものも出てきそう。
Fire HD 8 タブレット
個人的にはこのサイズが一番おすすめ。片手で持っても気にならない重さと、画面サイズ。1万円以下で手に入るので、お試し感覚で電子書籍を試すことができます。
Fire HD 10 タブレット
電子書籍で、雑誌をよく読む人にはおすすめ。ただ、片手で本を読むのにはちょっと重いかも。
定期的に行われるタブレットのセール時期を狙おう
2022年5/28日-5/30までタイムセール祭り
ファイヤータブレットは定期的に行われるAmazonのセール期間中に3000〜6000円OFFになることがあります。
いつのセールでどの端末が対象になるか、いくらプライスダウンするかはわからないのですが、2022年5/28日-5/30のタイムセール祭りではfire HDタブレットもセール対象商品に指定されています。
年に数回しかないチャンスなので、気になった方はぜひこちらからセール価格をチェックしてみてください。
最初の一歩は面倒くさいが、やってしまえば天国
最初の一歩を踏み出すエネルギーがめちゃくちゃ必要ですが、一度環境を整えてしまえば、すごく快適な読書環境が手に入ります。寝付けない夜に電気も付けず暗い部屋の中で読書を始められるタブレットは欠かせない存在になりました。
本のコレクションがなくなる寂しさよりもメリットが大きすぎます。
特に以下の3つ。
- 本棚の全てを持ち歩ける、どこでも読める
- どんなに増えても場所を取らない 部屋が広くなる
- メモ・書き込みし放題
すべての本、とまではいかなくても、少しずつ本棚を整理しながらデータ化して試してみてはいかがでしょう?捨てようかどうか迷ったり、定期的に本棚を整理したり。間違いなくそんな時間から解放されます。
読書専用端末はスマホ依存・Youtube依存からの脱却にも役立ちます
\ いつでも解約可能 /
アマゾンAudible(オーディブル)は、本の朗読を聴けるサービス。12万冊以上の作品を聴き放題で楽しめます。
初めての方は30日間無料で、利用したことがある方も、特別価格キャンペーンを定期的に開催しているので、まずはあなたに提示されるプランをチェック。