「片付けたい」でも、何から手をつけていいかわからない。そんな人のために片付けのヒントを集めました。シンプルな生活を実践している人たちが見つけ、推奨している片付けのメソッドです。これまでで最も優れた、そして最も役立つ15のヒントをピックアップしています。
以下の 15のヒントは、生活を整理し、シンプルにするためのさまざまなアプローチです。どれから試してみてもかまいません。いますぐゲームのように始められることから、続けることで生活が整っていく習慣まで、自分の目標にあったやり方を見つけてください。
ゲームのように楽しめる片付けチャレンジ
1. 365 Less Things
365 Less ThingはColleen Madsen が同名のブログで広めた、片付けのテクニックです。名前の通り、1 日 1 つずつ手放せるものを見つけて、捨てたり、あげたり、売ったりして1年かけて物を減らしていきます。もっと詳しく。
2. 12-12-12 チャレンジ
12–12–12 チャレンジは「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」などの著者 Joshua Becker が考案したものです。捨てるアイテムを 12 個、寄付するアイテムを 12 個、部屋の適切な場所に戻すアイテムを 12 個見つけるというチャレンジです。もっと詳しく。
3.10着のワードローブ作り
10着のワードローブは「フランス人は10着しか服を持たない」の著者ジェニファー・L・スコットが紹介しているワードローブの作り方です。季節ごとにメインのアイテムを10着選びワードローブを作る方法です。衣替えのたびにアイテムを入れ替えます。もっと詳しく。
服、バッグ、アクセサリーを含めたワードローブ作りはこちらを参考に。
4.プロジェクト333
プロジェクト333は「もう、服は買わない」の著者コートニー・カーバーが提案しているファッションチャレンジ。新しい服を買わず、3ヶ月33のアイテム(服、バッグ、靴、アクセサリー含む)で生活することを推奨しています。もっと詳しく。
5.クローゼットハンガー実験
クローゼットハンガー実験は「どうしても片づけられないあなたへ 不要なモノを捨てて豊かに暮らすための簡単な方法」の著者ピーター・ウォルシュが広めたクローゼットでできる実験です。すべてのハンガーを逆向きにかけておき、着た服だけハンガーを戻していきます。実際にどの服を着ているのかを判断するための方法です。
6.空間を静かにする
難易度が一気に上がります。空間を静かにするというのは、何かを片付けるのではなく、逆の発想で、一度部屋からすべてのものを取り除き、必要なものだけを元に戻していくという整理整頓術です。一部屋づつ片付けたい場所を決めて取り組みます。
散らからない部屋を作るための新習慣
7.1イン2アウト
1イン2アウトは、1つのものを手に入れたら、2つのものを手放す習慣のことです。続けていくと、どんどん部屋からものが減り続けてしまうように思えます。しかし実際はプレゼントや、貰い物、ネットショッピングの梱包材など、知らない間に増えてしまうものがあるので1イン2アウトでもバランスを保てます。もっと詳しく。
8.思い出はデジタル化
捨てるのが気が引けるような思い出の品は、写真に撮って思い出として残し、ものは捨ててしまいましょう。もらってから一度も使ってないプレゼント、旅行のお土産、子供の描いたイラスト、学生時代にもらったトロフィーや賞状などデジタルデータにしておけば捨てやすくなります。
9.1分ルールで逐次処理
1分ルールとは、処理するのに1分かからないものは、気づいた瞬間に処理していく習慣のこと。ゴミをゴミ箱に入れる、使ったものを元に戻す、メールの返信など、簡単に処理できる細々したタスクをため込まないことで部屋も、頭も、スッキリした状態を保てます。
10.毎日15分の整理整頓
毎日タイマーを設置して、1日15分片付けをします。とにかく15分動き続けます。片付けの内容は、ゴミを集めるでも、掃除機をかけるでもなんでもOK。その日に気になるところを15分だけ片付けていきましょう。
手放す基準を設定しよう
11.1000/1h
捨てようか迷ったものは、再入手の調達コストの上限を決めて、それ以下なら手放してみましょう。例えば、どうしてもまた必要になった場合、1000円/1時間以内で再調達できるものは手放してもいざというときに困ることはありません。もちろん基準の金額・時間は自由に決めてOKです。文具やキッチン用品などこまごました「いつか使うかも」が減らしやすくなります。もっと詳しく。
12.最適数量を問う
「それは何個必要か?」と自問自答して、ものの最適数を決めましょう。ハンガー、タオル、ボールペンなど、気づけば増えてしまうアイテムに対してどれだけあれば十分か数えてみましょう。それ以上の余分なものは処分しましょう。
13.「理想に近づく服」か「着やすい服」
クローゼットをシンプルに保つために、本当に必要な服だけを残そう。残すべき服は「理想に近づく服」か「着やすい服」です。まだ着れるか着れないかで判断すると、服はたまる一方です。着れなくなるほど服がダメージを受けることは滅多にありません。
14.また買い直すだろうか?欲しい人がいたら売りたいか?
「捨てるか、とっておくべきか?」と迷ったときは、質問を変えてみましょう。「これを手放したとして、また買い直すことはあるだろうか?」と自問してみると、ライフスタイルや好みが変化したことで不要になったものに気づけるでしょう。
まだ使えるから、もったいなくて捨てられないものには「欲しい人がいたら売りたいか?」この質問をしてみましょう。買ってくれる人がいるなら手放せる場合、フリマアプリなどに出品してしまいましょう。
15.理想の生活を送る自分はこれを使うだろうか?
あなたが理想の生活を送っているのを想像してみましょう。捨てようか迷っているそのものは、理想の生活に登場して欲しいものでしょうか。理想のあなたに近づけないなら、手放してもいいものかもしれません。
気になったものを2、3選んで
整理整頓に着手するための 15のヒントを紹介しました。自分のライフスタイルに合わせて気になったものをいくつか選んで実践してみてください。ムリなく続け、習慣として定着させることができれば、常に片付いた部屋をキープできるようになります。
整理整頓は、捨てるものの量よりも、作り出す生活の質が重要です。ものを捨てることで家の中にスペースを作るだけでなく、心の中にもクリアで落ち着いたスペースを作ることができます。身につけた片付けの習慣で穏やかな生活が送れるようになるでしょう。