紙とペンがあればできる【やりたいこと診断】をご紹介。人生でやりたいことが見つからない、あるいは望んでいた職についたはずなのに、なぜか退屈だ。なぜそう思うのか?「根源的な欲求」がわかっていないからだ。

今回は、『Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!』から学んだ、「人生の根源的な欲求」を見つけるための7つの質問と、そこで導き出した答えから「人生の充実感を味わうためのチェックリスト」を明確にする方法をご紹介。

『Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!』
リチャード・ブロディ

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「Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!」はあなたにおすすめ

  • やりたいことが見つからない
  • 自分がやりがいを感じる適職を知りたい
  • 望み通りの人生を手に入れるにはどうしたらいいのかわからない

「Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!」内容

マイクロソフトでwordを開発した伝説のプログラマーが説く、成功と幸福を得るための人生の技術。

「人生の目的を見つけましょう」と言われて、多くの人が罠に陥る。他人の「生き方の見本市」を物色して、その中からそれっぽい生き方を探し出す。それが、「人生の目的」を見つけ出すことだ。と、みな勘違いしている。

本書で説く「人の幸せ」とは、

「君自身が喜びを感じること」
「君自身が楽しみに感じること」
「君自身が渇望しているもの」
「君自身が意義を見出せるもの」
のすべてが同時に満たされていて、
これらすべてを安心して堪能できている「状態」を生み出せた時にのみ、生じるものなのである。
そうであるとしたら、君の心の中にある「そういったもの」が何であるかを明確に探ることこそが、何よりも先決であるのは間違いないはずなんだ。

Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!

人生の目的を見つけるための肝心な問い7つを通して、人生の充実感を味わうためのチェックリストを完成させることができる。

知るべきは人生の目標ではなく目的

「人生の目的」を探す前に、目標と目的の違いを理解する必要がある。

「人生の目的」は何か?と聞かれて、
年収1000万円稼ぐ、マイホームを建てる
有名大学に進学して、一流企業に就職する
イケメンで、お金持ちで、優しくて、ステイタスの高いパートナーと結婚する
と、答えたのなら、ちょっと考え直す必要がある。それらは目的ではなく目標でしかない。

明確な目標があることはもちろん大事だが、なぜそれで君自身が幸せになれるのか。考えるべきだ。その先に目的がある

目標と目的の違いは、端的に言えばこうだ

「目標」には終わりがあるが、「目的」には終わりというものがない。

ピンとこないよね。以下の表でその違いを理解してほしい。

『Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!』
リチャード・ブロディ 目標と目的の違い

例えば、年収にして5万ドル稼ぐという目標は、家族と楽しく暮らすという目的に付随して発生したものだ。

つまり、明確な「目的」を定めることができたら、その目的達成のための目標を定めることができるようになる。

目的が何なのかわからないまま、何となく目標を設定していると、目標を達成したのに、充実感や達成感を味わえない。ということが起こる。

「目的」の方は、半永久的にその滋味を楽しみ続けることができるのも

本書で探そうとしているのは、この半永久的に味わい続けることができる「人生の目的」のことだ。「人生の目的」を見つけることができれば、つまらない、退屈なんて思わずにいつだって人生を軌道修正できるようになる

そして、この「人生の目的」は過去の大思想家の間でも答えは完全に割れている。万人に共通する「人生の目的」は存在しない。しかし、大思想家の間でも意見が割れているからといって、答えを出すのが難しいなんて思わないでほしい。「人生の目的」を探り当てるのは難しくない。

答えは、あなたがすでに知っているあれこれにある「共通点」───共通して喜びに感じることは何か───を探し出すだけだ。

充実した人生を送るために、目標ではなく「目的」を見つけなければならないことがわかったところで、あなたの「人生の目的」を見つけるためのパズルに挑戦しよう。

人生の目的を探そう

これから、人生の目的を見つけるための7つの問いに答えてもらう。

まずはペンとノートを用意して。

一連の問いに関する答えをしっかり時間をかけて自分自身に問いかけて、書きつけていってほしい。一気にまとめて答えなくても大丈夫。

問題に答えるときは以下のことに注意しよう。

問いに答えるときに気を付けること

・自分の心に正直に答える

例えば、有名になりたい、お金持ちになりたいと書くのは恥ずかしいかもしれない。でも、そこで自分に嘘をついたら、「根源的な欲求」の正体を知る手がかりを見過ごすことになってしまう。

・どんな「経験」「感情」を味わいたいかわかるまで突き詰めて考える

さらに、もっとお金が欲しい、時間が欲しいと思ったら、それらによってどんな「経験」「感情」を味わいたいと思っているのが突き詰めてほしい。お金や時間は物質的な目標でしかなく、その先にある目的は何か?と問いを重ねてほしい。
もっとお金が欲しい理由が「高級車を買いたい」という目標になってしまったら、高級車を手に入れることで、どんな「経験」をしたいか、「感情」を味わいたいか。目的にたどり着くまで問いを重ねてほしい。
それはドライブによって「一人でリフレッシュする時間」を過ごすという体験なのか
友人に自慢すことで「優越感を感じたい」という感情なのか

突き詰めると、「高級車を手に入れる」という目標は同じでも、達成することによって得たいと思っている「真の目的」は人によって異なってくる。

準備はできた?それじゃあ、7つの問いに向かい合おう。

人生の目的を見つけるための肝心な問い7つ

問い1 子供の時に楽しくて仕方なかった遊びは?

楽しくて仕方なかった瞬間を思い出して。どんな気分だった?どんな経験をした?

どんな遊びかは簡潔に、その最中の感情や経験を細かく書くこと

問い2 これまでの人生で一番の成功といえば?

自分で判断して「成功した」と思えることを書き出して。他人の目から見た成功でなくて大丈夫。さらに、人生初の成功って何だった?可能なら、年度ごとに一番の成功を書き出していこう。

どんな成功かは簡潔に。どんな経験、感情を味わい、なぜそれを君が成功と思うかについて細かく書くこと

問い3 憧れの人のどこに惹かれる?

実在の人物でも、架空の人でも構わない。

その人の成し遂げたことに憧れてる?それとも性格?「あの人みたいな扱いを受けてみたいな」って思う?それはどんな扱い?憧れの人になり変わって経験したいことは何?

問い4 滅多にやらない楽しみとは?

非日常の中で楽しみにしている活動は何?その活動のどこが気に入っている?その最中はどんな気分?

問い5 理想の仕事は?

その仕事に取り組んでいる最中はどんな経験が伴うだろう?どういう気分?周りからどんな扱いを受けるだろう?

問い6 理想とする人間関係は?

理想の人間関係を築けるとして、その相手と関わっているときどんな気分?

相手からどんな扱いを受けたい?どういう経験や感情を味わいたいかについて細かく書くこと。

問い7 君は何をしたいと思っている?どうなりたいと思っている?

まさに、肝心な問い。君が望んでいることを、何でもいいから書き出して。大きな野望でも、小さな願いでもいい。どういう事柄かは簡潔に、そこから味わいたい「感情」「経験」について細かく書くこと。

最低でも10個は挙げてほしい。それぞれに何を味わいたいか細かく掘り下げること。

質問はこれで終了。7つしかないと思って油断したでしょ?ちゃんと自分の求めている「経験」「感情」まで辿り着けた?結構大仕事だったよね。

次は、書き出した質問の答えを使って人生の充実感を味わうためのチェックリストを作っていこう。

人生の充実感を味わうためのチェックリストの作り方

7つの質問に答えたら、書き出したすべてを3つのカテゴリーに分けていく。それぞれに当たる言葉をペンで囲っていこう。

3つのカテゴリー

  • 根源的な欲求=赤ペンで囲む
  • (使用する)システム=青ペンで囲む
  • 手段=黒ペンで囲む

それぞれ具体的に説明しよう

例えば、ノートにこんな答えが書かれているとしよう。

「高給取りのエンジニア職に就いて、たくさんお金を稼いだり、技術的な問題を解決したりしたい。そのことによって、自立したり(経験)、人から重要視されたり(経験)、周りから認められたりしたい(経験)。いろいろなことを発見したいし(経験)、挑戦したいし(経験)。達成感を味わいたい(感情)。

この場合の「手段」「(使用する)システム」「根源的な欲求」は、それぞれ次のようになる。

手段 
・たくさんお金を稼ぐ(=手段1)
・技術的な問題を解決する(=手段2)
(使用する)システム 
・高給取りのエンジニア職
根源的な欲求 
・自立する(=手段1に付随する経験)、
・人から重要視される(=手段1に付随する経験)、
・周りから認められる(=手段1に付随する経験)、
・いろいろなことを発見する(=手段2に付随する経験)、
・いろいろなことに挑戦する(=手段2に付随する経験)、
・達成感を味わう(=手段2に付随する感情)

ここでわかるのは、人は欲求を満たすための手段やシステムには気付きやすいが、その裏の「根源的な欲求」にはなかなか気付きにくいということ。

上記の例を参考に、書き出した答えを色ペンで囲って3つのカテゴリーに分類していこう。

何度も出てくる欲求は何?

3つのカテゴリー分けが終わったら、次は、赤ペンで囲まれた「根源的な欲求」の中で何度も出てくる欲求を次のページに書き写していこう。

さらに、何度も出てきてはいないけど、「この欲求は自分がすごく味わいたいものだ!」と強く思えるものも次のページに書き写していってほしい。

突然だが、おめでとう!

ここで書き出された「根源的な欲求」群があなたの「人生の充実感を味わうためのチェックリスト」そのものだ。

この欲求を満たすことを求めて努力している瞬間が人生で充実感と喜びを覚える瞬間ということになる。

まだ、このリストにしっくりきていなくても大丈夫。「根源的な欲求」をくまなく探すのは時間がかかる。粗くリストを作ってからは、じっくり時間をかけて、微修正を繰り返して行けばいい。

今後の人生で、成功したと感じることがあったら、どの「根源的な欲求」が満たされたのか考え。失敗したと感じたらどの欲求が満たされずにいるのかを考え、リストを更新していこう。

「人生の目的」を言葉にする

最後に、「人生の充実感を味わうためのチェックリスト」を統合して、ひと繋がりの文章を作ろう。例えばリストに

「スピード、美、先導する、想像する、人とワイワイ楽しむ」
というワードが並んでいるようなら、
「私の人生の目的は、人の先頭に立ちつつ、スピード感を味わいながらも同時に、人とワイワイ楽しみながら、美しいものを創造することである」
ってな感じになるだろうか。
そうやってできた、ひと繋がりの文章こそが、
これからの君の
「人生の目的」そのものであり、これからの君の人生を輝かせてくれる

「人生の目的」は必ず叶えられる

ここまでで、完成したあなたの「人生の目的」は必ずかなえることができる

なぜなら、「根源的な欲求」は必ずどうにかして満たすことができるからだ。

目的は目標とは違うという説明をしたが、「根源的な欲求」を満たす方法はたくさんある。目的を見失わなければ、それに応じて、新たな目標を立てればいい。

人にどう思われるかより、自分はどんな状況で幸せを感じるのかに正直になれば、「目的」を達成するための「手段」は後付けでいくらでも見つけることができるようになる。

より具体的に「人生の目的」を探したいならぜひ本書を。

『Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!』
リチャード・ブロディ

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