旅行は心を豊かにし、新しい発見や出会いをもたらしてくれますが、荷物の重さが旅を台無しにしてしまうこともあります。特に一人旅では、自分自身で全ての荷物を運ぶ必要があるため、軽量化はとても重要です。今回は、女性の一人旅において荷物を軽くするためのコツと、効果的な軽量化アイテムランキングを紹介します。
旅行前の準備がカギ
旅行の計画を立てる際、持ち物リストを作成し、その中で「本当に必要なもの」を厳選することが、荷物軽量化の第一歩です。多くの人が「念のため」と思って余分なアイテムを持ちがちですが、その余分なものが重さの原因になることが多いのです。ミニマリストの旅のパッキングリストはこちら。
旅の荷物軽量化ランキング
より軽量化に効果的な持ち物をランキング形式で発表します。利便性を損なわずにアイテムを置き替えるだけで数百グラムの軽量化を実現できるアイテムから、荷物としてカウントしていなかったアイテムの見直しまでご提案します。
第5位:電子デバイスの最適化
スマホの充電問題や、移動時間のエンタメ問題を乗り切るアイテムをご紹介します。
コンセント一体型モバイルバッテリー
- Anker PowerCore Fusion 5000
充電器とモバイルバッテリーが一体化。スマホの充電と同時にモバイルバッテリーにも充電ができる仕様です。コンセント一つで同時に充電できるのがありがたい。どちらかを充電し忘れることも防げます。
エンタメ用タブレット端末
- Fire HD 8 タブレット – 8インチHD ディスプレイ 32GB ブルー
移動時間の読書やガイドブックには専用タブレットがおすすめ。スマホよりも画面が広いので読書に集中できるうえに、スマホの電力を消費せずにエンタメが楽しめるのもありがたい。
さらに万が一スマホを紛失したときのためにネットにアクセスできる予備のツールとしても活躍します。ひとつ持っていると安心です。パスポートのコピーや宿泊先のホテルの住所などPDFにして入れていきましょう。
第4位:マルチコスメでアイテム数を減らす
女性の場合、旅の荷物で服の次にかさばるのはメイクアイテムやスキンケアアイテムではないでしょうか。これらも一つのアイテムで複数の役割を果たすものを選ぶことが大切です。また、パッケージの重さや大きさも意識して選びましょう。アイシャドウやチークは実際にメイクに使うパウダー部分は5gほどだったりしますが、パッケージの素材で数十グラムにまで重たくなっていることがあります。
軽量化におすすめコスメ・グッツ
無印良品 メイクパレット・L
このパレットの一番のメリットは様々なアイテムが一つのパレットにまとめられることです。さらに大きな鏡が付いているので、手早くメイクを済ませることができます。ポーチの中もスッキリまとまります。
純正コスメをはめるために付いている突起はカーブの緩いネイルクリッパーでカットすることができます。凹凸がなくなれば、無印良品以外のコスメを詰めることができます。
ETVOS(エトヴォス) ミネラルマルチパウダー
ETVOS(エトヴォス) ミネラルマルチパウダーはアイカラー/チーク/口紅/アイブローに使えるマルチコスメ。ベージュ、オレンジ、ピンクなど肌馴染みのいいカラーが揃っています。これひとつでメイクの大半を仕上げることができそうです。
ケイト kate ポッピングシルエットシャドウ
ベストコスメを多数受賞して話題のケイトのポッピングシルエットシャドウはアイシャドウでありながら、穏やかな発色なので、マットカラーは眉毛に、グリッターカラーはハイライトに使用してもGOOD。
無印良品 モイスチャライジング ホホバオイル
クレンジング、ヘアスタイリング、フェイス・ボディー保湿にも使えるホホバオイル。50mlというサイズ感もありがたい。
第3位: もしものためのウエアは高性能パッカブルウエアで備える
雨具や防寒具はアウトドアブランドの高性能パッカブルウエアがおすすめ。旅先での気温の変化や天候の変化には柔軟に対応したいもの。しかし、もしものためにかさばるアウターや重たいレインコートを持っていく気にはなれません。山での天候の変化に対応できるくらい高性能なウィンドシェルやレインウエアを選びましょう。軽くて通気性に優れ何よりもコンパクトなアイテムがたくさんあります。
軽量化におすすめパッカブルウエア
TetonBros.(ティートンブロス)
- ウィンドリバーフーディ
- 重量:90g(Mサイズ)
初春から晩秋まで、長いシーズンで活躍する薄手軽量ウィンドシェルは、Teton Bros.のロングセラーです。シンプルな構造とルックスを持つこの一着は、風を適度に止め、表面の撥水加工は霧雨を弾きます。行動中に汗をかいても、裏面の微細な凹凸により肌離れがよく、生地が汗で体に張り付く不快感を最大限に軽減します。非常に薄手のメカニカルストレッチのナイロン生地は、シャツやフリースの上に着てもストレスはなく、肌寒い条件下では適度に保温します。
And wander(アンドワンダー)
- 3L ULレインジャケット
- 重量:200g
アンドワンダーのレインジャケットです。脇下にベンチレーションがついており体温調節が楽にできます。ストレッチの生地があらゆる身体の動きに対応します。部分的にリフレクターステッチを施しており、夜間の視認性をあげています。
第2位:バックパック・ポーチ類は信頼のアウトドアブランドで揃える
何を持っていくかを考える前に、バック自体の重さについて考えたことはありますか?同じ容量のバッグでも数百グラムは重さが上下します。お勧めは両肩で背負えるバックパックタイプ。旅先でそのバックを背負うのはあなた自身です。パンパンに荷物を詰めても街歩きを楽しめるぐらいの重さに収めることを目指しましょう。ポーチ類も同様です。中に何も入れていない状態で嵩張るようなポーチではなく、軽くて薄い丈夫な素材のアイテムを選びましょう。
バックパックにおいてはポケットが多いことや、荷物がたくさん入ることはメリットばかりではありません。ポケットが多いと、どこに何をしまったかわからなくなったり、複雑な構造の分本体が重くなったりします。なるべくシンプルで背負い心地のいいアイテムを選びましょう。
バッグの容量
普段運動習慣がなく、体力に自身がない女性なら、18L〜25Lほどのバックパックがお勧めです。容量の上限があれば、必然的に無駄な荷物を諦めることになります。
軽量化におすすめバッグブランド&アイテム
老舗のバッグパックブランドやアウトドア専門ブランドから選ぶのをお勧めします。バッグパックはパーツの形状や素材、ショルダーパットの形など細かなディテールで背負い心地が変わってきます。使用感を追求した専門ブランドから選ぶと安心です。バッグそのものを持って、ずっしりと重さを感じるなら、旅行には向いていません。以下にお勧めのブランドと容量20〜26Lのバックパックをご紹介します。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
- シングルショット
- 重さ:約740g
- 寸法:H44×W30×D19cm
- 容量:20L
OSPREY(オスプレー)
- ハイクライト26
- 重さ:約740g
- 寸法:縦51x横31x奥25cm
- 容量:26L
Millet(ミレー)
- スイウ 22
- 重さ:530g
- 寸法:W27_H43_D18cm
- 容量:22L
GREGORY(グレゴリー)
- ルーヌ20
- 重さ:844g
- 寸法:48.3H×30.5W×19Dcm
- 容量:20L
karrimor(カリマー)
- cot 25
- 重さ:620g
- 寸法:H49xW32xD22(cm)
- 容量:25L
deuter(ドイター)
- LUGANO 20
- 重さ:680g
- 寸法:44 / 28 / 18
- 容量:20L
MAMMUT(マムート)
- エクセロン 20
- 重さ:600g
- 寸法:30-45-10
- 容量:20L
第1位:手洗い、ランドリー利用で衣類を最小限に
旅の荷物のほとんどが衣類です。3日以上の旅行の場合は旅行中に洗濯をすることで、衣類の数を大幅に減らすことができます。
軽量でコンパクトな洗濯用洗剤や、ポータブルな洗濯ロープを持参すると便利です。これらを活用して、衣類を何度も着回しできるようにしましょう。旅先で洗濯をすることになれてしまえば、旅行が1週間でも1ヶ月でも旅の荷物の量は変わりません。手洗いは少し手間がかかるように思えますが、旅先で荷物を軽くするための便利な方法です。
軽量化におすすめ洗濯アイテム
洗濯用洗剤
- ドクターブロナー マジックソープ
ドクターブロナーは洗顔料、ボーディーソープ、メイク落としとしても使用できる万能ソープ。もちろん洗濯洗剤としても使用できます。薄めて使うタイプなので、少量でしっかり泡立つ優れもの。旅の荷物は兼用アイテムを利用するのが荷物軽量化の鉄則です。
洗濯バッグ
- Solo Sapiens ザブル 洗濯バッグ
- 使用時のサイズ:高さ38cm×横20cm×奥行20cm
- 重量:250g
ソロサピエンスのザブル [Zablu] は、持ち運び式の洗濯バッグです。旅行先での洗濯に大活躍!折りたためて、軽量コンパクト。旅行、出張、アウトドア、部活、防災など様々なシーンで活用できます。
洗濯に使用しない時はドライバッグとして電子機器や濡らしたくないものを収納したり、プールバッグとして水辺のレジャーでも使用できます。
ポータブル洗濯ロープ
- SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) クローズライン
- 重さ:22g
- サイズ:全長350cm
- 収納時サイズ:8cm×5.3cm×3cm
洗濯物を干す際に、備え付けのハンガーでは足りない時に役立ちます。靴下やタオルなどの小物はビーズに挟んで止めることができるのも便利なポイント、洗濯ばさみやクリップを別途用意する必要がありません。
まとめ
荷物が軽いと、フットワークも軽くなります。「いったん荷物をホテルに預けて」と旅の工程を考える必要がないのもメリットです。旅行中は体力も時間も無駄にしたくないですよね。
荷物を軽くすることで、旅先での移動が楽になり、自由度が増します。荷物を軽量化して、スマートで快適な一人旅を楽しんでください。自分にとって本当に必要なものを見極め、シンプルな旅を心がけることで、より充実した旅行体験が得られるでしょう。