片付けの最初の一歩に踏み切れないのは、始めたら完璧に整うまで終われない。と感じるからです。これで完璧。もう満足。どこもかしこも整いました。片付け始めたら、そう思えるまで終われないのに、ザンネンながらそんな瞬間は一生訪れません。それを知っているから、片付けに取り掛かることが出来ないのです。
なら、最初から完璧を目指さない方法で片付ければいい。それが「12-12-12チャレンジ」です。この片付けのゴールは明確です。あなたのミッションは36個のものを適切な方法で処分、または収納するだけ。それが完了したら片付けを終わらせて達成感に浸れるのです。
「12-12-12 チャレンジ」とは
12–12–12 チャレンジは「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」などの著者 Joshua Becker が考案したものです。捨てるアイテムを 12 個、寄付するアイテムを 12 個、部屋の適切な場所に戻すアイテムを 12 個見つける。というチャレンジです。
実践「12-12-12 チャレンジ」
実際に部屋中を探し回って36個のものを見つけてみました。36個って結構多いなと感じていましたが、探せば見つかる見つかる。あっという間にチャレンジ達成です。
12個の捨てるアイテム
- 玄関にあるアマゾンの段ボール……このチャレンジの常連
- 生ゴミ……同上
- ペットボトル……同上
- 郵便物に混じったチラシ……同上
- 眼鏡ケース(中身なし)……なぜかケースだけが引き出しの奥に残してあった
- コーン茶(賞味期限切れ)……健康に良さそうという理由で購入したコーン茶。あまり好きになれず。気づけば賞味期限切れ。冷蔵庫の中は意外と盲点
- フォー・ガー(賞味期限切れ)……ベトナムの麺料理「フォー」の濃縮スープの素。変わった調味料は一回きりの使用で賞味期限きらしがち
- 冷凍庫の小さな保冷剤……冷凍庫も意外と盲点
- 未記入の履歴書と封筒……いつかの求職活動のために購入した白紙の履歴書。封筒類に紛れて潜んでいた
- 伸びきって仕事をしなくなった髪ゴム……しごできゴムと無能ゴムの混在はイライラの元
- 空になった除菌スプレーボトル……放置しておくと使いたいタイミングで空だと気づくハメに
- いつ買ったか思い出せないリップグロス……コスメは使い切れず何年もポーチに居座りがち
「12-12-12 チャレンジ」は繰り返すといくつかの常連が見つかります。いつも部屋を散らかしている犯人が特定できて改善策を考えるきっかけになるので便利です。その他は普通に生活していると発生してしまう細々したものたち。捨てるきっかけを作らないと放置しがちな物が処分できるので定期的に繰り返すのがおすすめです。
12個のフリマサイトに出品するアイテム
このチャレンジの本来のルールは寄付です。が、寄付ってしたことあります? どこに何を、どんな風に送ればいいのかわからないので、私はこれをフリマサイトに出品するアイテムとしました。
- 雑誌
- 本
- 色鉛筆セット
- ワンピース
- スカート
- バッグ
- 靴
- 食器セット
- 模様替えで使わなくなったインテリア雑貨
- アロマキャンドル
- ピアス
- 加湿器
一定期間販売して売れなければ捨てるか、値下げします。フリマサイトに出品して誰にも購入してもらえないようなものは処分したほうがいいでしょう。誰も購入したいと思わないものをもらって嬉しい人はそんなにいないんじゃないでしょうか。
12個の正しい場所に戻すアイテム
- 本
- ハンガー
- 領収書
- スマホの充電コード
- バッグに入れっぱなしのリップ
- 使い終わったタオル
- ティッシュボックス
- 玄関に出しっぱなしの靴
- 洗いおわった食器
- カッター
- もらった名刺
- 洗濯物
これも12の捨てるものと同様に常連がいます。というよりほぼ常連です。
元の場所に戻す必要のあるアイテムは部屋中を歩き回りながら手に持ったカゴに入れていきます。手に取ったらすぐに片付けるのではなく、まずは散らかったものを集める作業に集中します。それから、類似アイテムをグループ化して収納していきます。同じ場所を何度も往復することなく一度に片付けることができるのでこのやり方がおすすめです。
ほぼほぼでOK。達成感を感じよう
「12-12-12 チャレンジ」が終わると、部屋がほぼほぼ整います。完璧ではないかもしれませんが、思いっきり達成感を感じて、片付けを切り上げましょう。ちょっと物足りないぐらいでやめておいたほうが、次回のチャレンジが楽しみになります。これを定期的に繰り返すと、片付けのルーティンが出来上がってきます。これで「何から手をつけたらいいかわからない」から卒業です。
かき集めた「12個のフリマサイトに出品するアイテム」を出品しましょう。これもまとめてやると気持ちがラクです。