今年の夏のPOPEYEは映画特集だった。最新号は「シティボーイ、はじめて1人でバーに行く。」だ。難易度が高すぎる。読書特集が読みたいなぁと思っていたら、ありました。
POPEYEがリニューアルした2012年から9年分の特集を1冊にまとめた「POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた シティボーイのためのブックガイド626冊」。
しかもKindle unlimitedで読み放題だ。
しかも、Kindle unlimitedは今なら2ヶ月99円or30日間無料キャンペーン中だ。
今回は、そんなポパイの読書特集で紹介された”SUMMER READING ポパイの読書案内。”から気になる10冊をピックアップ。
この夏、僕はシティーボーイになりたいのだ。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた シティボーイのためのブックガイド626冊
こちらはkindleunlimitedの読み放題対象書籍です。初めての方は30日間無料で、すでに利用したことがある方も、特別価格キャンペーンを定期的に開催しているので、まずはあなたに提示されるプランをチェック。
「POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた」はあなたにおすすめ
- この夏、シティーボーイになりたい
- 10代・20代で読んでおきたい本を知りたい
「POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた」目次
- 006 いつも心にギンガムチェックを。ポケットには文庫本を。
- 018 僕たちのブックガイド。
- 026 思い出の一冊の本。
- 030 夏のツンドク。
- 032 ひと夏のブックショップ『ポパイ』開店!
- 041 DIARY そうだ、日記でも書くか!
- 042 シティガールは本を読む。
- 050 ドアを閉めて浸るアウトドア。
- 052 芦沢一洋さんとアーバン・アウトドア・ライフ。
- 054 遊歩大全って何だ?
- 057 読んでおきたいバックパッキングの本。
- 061 BOOK MARK 本に栞を。
- 062 「チープ・シック」って何だ?
- 064 ぼくのおじさん 伊丹十三
- 068 本で仕事を考える。
- 072 二十歳のときに、読んでほしい本と観てほしい映画。Part.1
- 082 二十歳のときに、読んでほしい本と観てほしい映画。Part.2
- 089 社会問題と真剣に向き合う。
- 090 音楽と本の話。
- 092 噺家の落語論イッキ読み。
- 094 JJとAAの勉強
- 096 読む博物館。
- 100 料理の合間に本でも読もうか。
- 104 君は料理を本で学ぶか、YouTubeで学ぶか。
- 108 SUMMER READING ポパイの読書案内。
- 114 夏に読みたい本。
- 122 Think Week やってみよう!
- 130 Fifty Books for City Boys人生、いい本にどれだけ巡り合えるか?
ポパイ的サマーリーディングリスト10
目次を読んだだけで気分はシティーボーイだが、“SUMMER READING ポパイの読書案内。”で紹介している30冊から、気になる10冊をピックアップ。
夏の恋inニューヨークも、夏の恋inバブリーな神戸も、オオタカとの暮らしも、SNSとの付き合い方も、新しい”男らしさ”も、アラスカの自然も、シティーボーイを名乗るからには知っておきたいのです。
「早春スケッチブック」
山田太一
「お前らは骨の髄までありきたりだ」「魂に一ワットの光もねぇ、そんな奴が長生きしたって、なんになる?」
元写真家で破天荒な実の父。心優しく世間体を気にするサラリーマンの育ての父。大学受験前に実の父の存在を知った息子。鬱屈を抱え、どこか人生を諦めていた青年とその父親。だが、青年が福岡県大牟田線の「春日原(かすがばる)」という駅名を発語できなかったという小さな出来事を機に、二人はそれぞれ、自分の人生の限界に挑んでいく。
「お前らは骨の髄までありきたりだ」「魂に一ワットの光もねぇ、そんな奴が長生きしたって、なんになる?」など安定志向を否定する言葉が家庭を捨てた父から現・家庭に吐き出されるが、自分の中の月並みで打算的な部分にもビシビシと突き刺さり、痛い。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた
「夏服を着た女たち」
アーウィン・ショー
タイトルも装丁も夏のバカンスに持っていきたい1冊
ニューヨーク・ブルックリン生まれの作家、アーウィン・ショーの短編集。表題はニューヨークの五番街を舞台に、散歩中の夫婦の夫が街ゆく美人に気を取られたことからはじまる。つまり、夏にこじゃれたニューヨークの風を感じたい時におすすめってこと?
新訳版の方が手に入りやすいけど、どうせなら和田誠の素敵なイラストが目を引く1984年版を探すべし。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた
「オはオオタカのオ」
ヘレン・マクドナルド
しつけられないオオタカに考えさせられる、自然界での人間のあり方
ケンブリッジ大学の研究員がオオタカを飼い、共に過ごした1年間の実録。
オオタカって……言われても、タカとオオタカの違いも分かりませんが、オバマ元大統領の2016年夏の推薦図書って言われると何だか高尚な気配を感じます。オオタカと1年共に過ごすと何が起きるんだ。
人間の道理が通用しない鷹=野生と深く関わることで得た著者の気づきから、人間の都合よさ・自然界での人間のあり方について考えさせられ少し優しい心もちになれるかも。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた
「シーズ・レイン」「アーリィ・オータム」
平中悠一
たぶん、シティーボーイの原液のような2冊なんだと思う
「ポパイ」リニューアル時に先輩からシティーボーイってこういう感じじゃないかなと渡された本がこの2冊。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた
コレは読まなきゃですね。
夏のお洒落な恋のストーリーinバブリーな神戸。オックスフォードのボタンダウンシャツの着こなし、女の子との遊び方、つまりお洒落が詰まっている。「シーズ・レイン」は17歳の時に執筆された作品、できれば同世代のうちに読みたいよね。
「空腹の技法」
ポール・オースター
ついつい、自分と同い年に書かれたエッセイを探しちゃう
カフカやベケットといったオースターが多大な影響を受けた作家や、ツェランやジャベス、アッシュベリー(“アシュベリー”とも)といった感銘を受けた書き手についての批評的エッセイ。それと、オースター自身へのインタビュー。
これはポール・オースターが作家になる前後の仕事を、発表時の年号とともに収録。つい、数字を追って当時の年齢を計算すると、クヌート・ハムスンの小説「飢え」を論じた「空腹の芸術」は23歳のときのエッセイだった。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた
「くたばれインターネット」
ジャレット・コベック
ネット時代を痛烈に風刺する問題作
本を読む人種こそはこのネット社会が生み出した地獄絵図に抗う術を手にしている唯一の存在だぞ。本を読む人種だけがネットに対しても多少なりとも興味深い反論を試みることができるのだ。
くたばれインターネット
炎上しがちなボーイ&ガールに起きましては是非とも読まれたし。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた
SNSとの付き合い方を模索中なら、こちらもおすすめ
「ローリング・サンダー―メディスン・パワーの探究」
ダグ・ボイド
連発するトンデモ現象をどう納得させてくれるのか気になる
ローリング・サンダーは、アメリカ・インディアンのメディスンマンであり、チェロキー一族およびショショーニー族を代表するスポークスマンとしても広く認められている。彼は、何世代にもわたって伝えられてきた秘密の知恵を守護してきた。病気の癒し方、薬草の扱い方、雨を降らせる方法、悪魔祓い、時空を超えたコミュニケーション―こうしたメディスンマンの力は、「大地の精霊」との特殊な絆から生まれてくるものなのである。
「BOOK」データベースより
メディスンマン?チェロキー一族?ショーショーニ一族?何やら馴染みのない言葉達ですけど、どんでもない世界を見せてくれそうな気配は感じます。
カメムシを突っつき雷を起こしたり、黒魔術師を倒したり、トンデモ現象が連発するが、その根拠を土地の歴史と自然の摂理を例に取りながらダグに語りかけるので、次第に「起きて当然」と納得する。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた
「男らしさの終焉」
グレイソン・ぺリー
女性のジェンダー問題も大事、でも男性のジェンダー問題も忘れずに
12歳で自分の男性性に疑問を抱き、女性の服を着ることに魅力を感じるようになった著者。世間では女性のジェンダー問題ばかりが取り上げられがちだけど、世界の変化に伴い「男らしさ」も新しくアップデートしておきたい。本書の最後には、男性向け未来のマニフェストを提示しています。
ユーモラス&アイロニカルな文体は随所で笑いを誘うが、その内容は真摯で本質を穿つ。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた
「岩壁よ おはよう」
長谷川恒男
うっかり迷い込んだら抜け出せない山の魅力を学ぼう
こちらはkindleunlimited対象書籍なので、30日間お試し期間中に無料で読むことができます。対象書籍は随時変更になることがあるので、興味のある方はお早めに。
私にとっての15歳はなんだったのだろう。まず勉強嫌いであった。だから社会に出てホッとした。と同時に、何かやらねばという不安があった。そんな時、兄に連れられて登った丹沢で、自然との触れ合いに感動し、フラフラと山の世界に迷い込んで行った。
岩壁よ おはよう
早速読んでみた。冒頭の1文。お兄さん、危ないよ。フラフラと迷い込むもんじゃないのよ山って。そう突っこまずにはいられない。
予想にたがわず、吹雪の中で宙吊りになり、数十メートルの転落を繰り返し、10本の指は凍傷になりかかり、それでも山登りがやめられない男の記録。
天才クライマーと呼ばれた男の爽やかで、純粋かつ真っすぐな山の物語は、山に興味がない人間も登ってみたくなる熱い一冊であり、タイトルと表紙の写真が素敵すぎでもある。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた
「旅をする木」
星野道夫
僕たちがまだ気づいていない幸福な時間の過ごし方について
文庫の解説を池澤夏樹さんが書いていた。
書物というものの最高の機能は、幸福感を伝えることだ。───世の中にはこうすれば幸福になれると説く本はたくさんあっても、そう書いている人たちがみな幸福とは限らない。───「旅をする木」で星野が書いたのは、結局のところ───いかに良い時間、満ち足りた時間を過ごしたかという報告である。実際のはなし、この本にはそれ以外のことは書いてない。
旅をする木 解説
つまりそういうことだ。
自分が生きている同じ瞬間に、世界にはもうひとつの時間が、確実に、ゆっくりと流れていること。そして、アラスカで「たどり着くべき港さえわからない新しい旅」を始めた熱い心について。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた
命知らずな若者のアラスカでの旅を追うならこちらもおすすめ
シティー・ボーイへの道のりは遠い
”SUMMER READING ポパイの読書案内。”で紹介されている30冊のうち、僕が読んだことがあるのは、「旅をする木」星野道夫著だけだった。
悔しい。
そりゃ、シティーボーイになれないわけだ。
まずは、「シーズ・レイン」「アーリー・オータム」から始めようか。
POPEYE特別編集 僕たちはこんな本を読んできた シティボーイのためのブックガイド626冊
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