「空」を感じる「何もしない日」に心と体を解放する

何もしない日

何もしない1日。最近そんな1日を過ごしたのはいつですか? そんなの時間がもったいない?

私もそう思っていました。何もできなかった1日に罪悪感を感じて自分をせめてしまうこともありました。だからこそ、提案したいことがあります。毎週 1 日、まったく何もしないと決めることです。どこにも行かないとか、ひたすら座禅を組むということではありません。単に、予定表を空けておくのです。起こりうる出来事のための時間を作るということです。


 

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「何もしない日」

あらゆる社会的義務を忘れ、プロジェクトを放置し、通知をオフにして、ただ存在する一日を過ごすのです。

予定も立てず、急ぐこともせず、はたすべき義務もない。ただその日にやりたいと思ったことを何でもやってみます、どんな冒険に出てもいいし、目を閉じてベッドの上でごろごろしてもいい。

心が自由になったときに、閃いたやりたいことが、あなたが今本当に求めていることかもしれません。

余白を見つける

何もしないなんてムリ。そう決めつける前に、カレンダーを見てみましょう。仕事に費やした時間はどれくらいですか?  友人や恋人との付き合いに費やした時間はどれくらいですか?  家族と過ごした時間はどれくらいですか?  自分だけの趣味に費やした時間はどれくらいですか?

本当に充実した時間を過ごせたのは何をしているときですか? どれくらいの空白が見えますか? 隙間時間をムリに埋めようとしていませんか?

私たちは、余白に対してひどく不安を覚える生活を続けてきました。ヒマがあれば、将来のために勉強して、老後のためにお金をためて、いつかのために備え続けることをやめられません。いつだって、今の自分を後回しにしてきました。

つねに前進していることを実感できなければ、安心できないと思い込んでいます。そして心の声に注意を向けることを忘れてしまいました。しかし、人生をシンプルに捉えれば、ただ存在するだけで自分には本質的な価値があると認識することができるのです。

あなたは大切です。あなたの人生は大切です。そしてあなたには価値があります。以上です。物がなくても、外部からの承認がなくても、人が羨むキャリアがなくても、何もなくても、あなたは重要です。

特に、あなたにとってのあなたは、誰とも比べ物にならないくらい重要で大切な存在です。自分自身を労ってあげる時間を作りましょう。

自分を本当に知るには、予定がないことが大事です。静けさが必要です。場所が必要です。時間が必要です。しかし、「何もしない日」を快適に過ごせるようになるのは、慣れないうちは簡単なことではありません。大変な作業ですが、やる価値はあります。

早速、カレンダーを見てください。何に「ノー」と言えるでしょうか。どの日に、空白を作ることができるでしょうか。

「何もしない日」を過ごすヒント

1. 「何もしない」とスケジュールに書き込みましょう

気づけば何もせずに1日が終わってしまうのと、「何もしない」と決めて1日を過ごすのは意味合いが違います。前者はどうしても罪悪感を感じてしまうものです。なので自分の心の声を意識して過ごせるように、事前にスケジュールに空白を作っておきましょう。そして、必要ならあなたの努力をサポートしてもらえるよう、家族にも知らせましょう。

2. ストレスを感じないでください

目が覚めたら、すぐに行動したいという衝動を抑えてください。この習慣を断ち切るには時間がかかるかもしれませんが、ボーッと過ごすことに慣れていきましょう。隙間時間を埋めたい衝動に駆られたときに頭に浮かぶ雑務をスルーできるようになりましょう。

3. 心の動きに注意を払う

ほんの少しの時間でも、普段無意識にしている行動に注意を向けてみてください。本当に必要なものを知るのに大いに役立ちます。通知もないのにスマホをチェックしたり、観たいものが決まってないのにテレビをつけたり、考えるより先に衝動に駆られて行動していることはありませんか? 自分の行動パターンに気づき、その背後にある動機を読み解いてみましょう。

4. 自分の心の声に耳を傾けましょう

隙間を埋めるように努力する必要はありません。何もしたくなければぼーっと過ごせばいいし、目的もなく散歩に出てもいい。いつもならしない場所を徹底的にきれいに掃除してもいいのです。大事なのは、義務やタスクとしてこなさないことです。行動に目的を持たないことです。健康になるため、部屋をきれいにするため、ではなく、ただ気になる方向に歩いてみる、どれだけきれいになるか試してみる。それをしている時間こそが楽しいと思えることにチャレンジしてみましょう。ただやってみよう。そう思ったことに集中してみるのです。

5. 静かに時間を過ごしましょう

私たちの脳は、絶えず情報、画像、雑音にさらされています。そうした刺激から距離を取りましょう。テレビの雑音やコマーシャル、暗いニュースに私たちの思考や感情は影響を受けてしまいます。心をプレーンな状態に保つためにも、「何もしない日」には、生活からノイズを取り除く工夫をしましょう。

自分に「何もしない日」を設けたことはありますか?  そんな日があったら、どのように過ごすのが理想的ですか? 

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