毎日、私たちの生活にはさまざまなものが入ってきます。家の中の物、スケジュール帳の予定、頭の中を混乱させる問題、こうした物はすべて、私たちが本当に行きたい場所や本当になりたい自分への邪魔になります…ものが溢れた時代だからこそ、何もないことを表している「空」にどれだけの価値があるかを考えてみる必要があります。
たとえば、部屋の実態は床や壁、天井にあるのではなくそれらによって外界から隔離された空間そのものにあります。段ボールが積み上げられた空間は、倉庫としては機能しているかもしれませんが、部屋としての機能を提供することはできません。
グラスの価値は、水を入れるための空洞部分にあります。グラスの素材や形状がどうであれ、そこに空の空間がなければグラスとしての機能を果たすことはありません。
しかし、「空」は目に見えないためその存在の価値を感じるのが難しいものです。
『空』の実践
禅の修行者は、坐禅や瞑想を通じて「空」の本質を理解しようと努めます。また、日常生活の中でも、「空」の視点から物事を見つめ、執着や固定観念を手放す実践を行います。これにより、より自由で安らかな心の状態を得ることを目指します。
日常生活でも“ない”ことや“空白”が生み出す価値を体感してみましょう。心を開放するためにシンプルな生活をデザインするべきです。
物を減らすことで得られる明晰さと心の安らぎがあります。自分自身で最善の選択をすることで自由と自信が得られます。余分なものを捨て、本質的なことに集中する環境を作りましょう。
ここでは、執着や固定観念を手放して、心に静けさを取り戻すお手伝いをしたいと思っています。すべての問題の答えを見つけたわけではありませんが、解決策を見つけようと奮闘しています。
そんな虚実混交ミニマルライフを綴っていきます。
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