山崎賢人主演の映画「夏への扉ー君のいる未来へー」がそろそろ公開されるってことで、まずは原作読んでみる?

ロバート・A・ハインライン
「夏への扉」

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あなたにおすすめ

  • SFの巨匠ハインラインの代表作が読みたい
  • 山崎賢人主演の映画「夏への扉ー君のいる未来へー」の原作が読みたい
  • 猫が活躍する小説を読みたい
  • ロバート・A・ハインラインのファン

こんな本

 家庭用機器の発明で会社を軌道に乗せた技術者のダニイ。賢い雄猫ピート、共同経営者の親友、美しい婚約者を持ち、何もかもうまくいっていた。

 はずだった。共同経営者と婚約者に、合法的に会社を追い出されるまでは。

 仕事と婚約者を失ったダニイは、2人への復讐を果たすべく、雄猫ピートとともに30年の冷凍睡眠(コールドスリープ)の契約へ向かう。

 30年後に目覚めた世界で、空白の30年を埋めるピースを集めはじめる。そこで見えてきた過去に、仕返しに、恋に、ピートの活躍に、とにかく大忙し。

感想

 正直SFには多少の苦手意識がある。全く知らない世界をゼロから構築されて、それに着いていくエネルギーがある日じゃないと読めないなー。と思っている。

 本作はそんな心配はありません。書かれたのは1956年、舞台は1970〜2000年。

 当時は近未来の話でしたが、今となっては過去の話。

 ルンバの10倍ぐらい便利なお掃除ロボットが登場したり、冷凍睡眠(コールドスリープ)で数十年眠り続ける選択ができたりしますが、舞台設定自体はそんなに今と変わらないので、すごく読みやすい。

 30年後に目覚めて、ぶっ飛んだ未来が、、あるのかと思えば、そこまでではなく、冷凍睡眠(コールドスリープ)が戦争のために開発された技術の応用だったとか、大金を持って知り合いのいない未来にやってきたコールドスリーパーが、詐欺師のカモになりやすいとか、

 確かにありそー。どこまでいっても世知辛い世の中ね。と思わされる。

 人間を木材か何かのように積んでおいて、必要に応じて蘇生させて使う方法をついに発見していたのだった。まずその人間を麻酔し、仮死状態にしてから冷却を始め、摂氏四度 つまり水が氷の結晶をともなわぬマキシムの比重に、体温を保つようにする。これでOK。人間は文字どおり完全な人的資源となり、必要に応じて蘇生させるまで冬眠し続ける。

「夏への扉」

 2021年に山崎賢人主演で映画化すると聞いて気になった。素っ裸の男女と遭遇するシーンがあるんだけど、そこはどうするんだろう?

 結構大事な2人なんですよ。あるのかな?

 映画の予告を見る限り、オリジナルの要素はストーリーの大筋部分だけのようだから、なくなっているかも。観てみたいけどね。

 みんな違ってみんないい。ってことで、映画館へ足を運ぶ前に小説もぜひ。

ロバート・A・ハインライン
「夏への扉」

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