中島敦、太宰治、芥川龍之介らが異能アクションバトルを繰り広げるアニメがあると知って、アニメ1-3期+映画DEAD APPLE（デッドアップル）を週末にイッキ見。
文豪ストレイドッグス
こんなアニメ
現代横浜を舞台に文豪たちが異能アクションバトルを繰り広げる。
登場人物たちは、それぞれが執筆した作品にちなんだ特殊能力を持っている。
ヤングエースで連載中の漫画「文豪ストレイドッグス」（原作・朝霧カフカ、作画・春河35）が原作。
ストーリー
舞台は現代の横浜。孤児院を追い出された中島敦が、入水自殺を試み川から流れてきた太宰治を助けたところから、軍や警察では解決できない危険な依頼を専門にする特殊能力集団「武装探偵社」に入社することになる。
そして巷で恐れられる「ポートマフィア」や、北米の異能力集団「ギルド」との対決が激化していく。
感想
太宰が入水自殺を試みたり、梶井基次郎がレモン型の爆弾を投げ込んできたり、実在した文豪たちと関連性があるような無いような設定のせいで、あれ？この元ネタはなんだろう？このキャラクターのこの設定って？実在した文豪と関係があるのかな？と気になってついつい文豪や登場する小説を調べてしまう。
主人公が所属する「武装探偵社」だけでも以下の登場人物とその特殊能力名が登場する。
角川文庫からキャラクターが表紙に描かれたコラボアニメカバーが発売されているので、そちらも一緒にご紹介。
中島 敦 能力：月下獣 → 白虎に変身する
李陵・山月記 弟子・名人伝
太宰治 能力：人間失格 → 触れた能力を無効化する
人間失格
国木田独歩 能力：独歩吟客 → 手帳に書いたものを具現化できる
武蔵野
江戸川乱歩 能力：超推理 → 現場を見て瞬時に真相を見抜く
D坂の殺人事件
谷崎潤一郎 能力：細雪 → 空間に幻影を投影する
痴人の愛
宮沢賢治 能力：雨ニモマケズ → 空腹時のみ怪力を発揮する
セロ弾きのゴーシュ
与謝野晶子 能力：君死給勿 → 瀕死の能力者を治癒できる
みだれ髪
泉鏡花 能力：夜叉白雪 → 夜叉白雪の具現化
高野聖
福沢諭吉 能力：人上人不造 → 部下の異能の制御を可能にする
学問のすすめ
江戸川乱歩の能力名雑すぎない？とか、泉鏡花が14歳の少女？！とか思いながらも。新しい登場人物、能力名が出るたびにどれだけ関連性があるのか気になって、気になって、気になって。
日本の文学史を総復習しなくては、と思っていると、「ギルド」という海外勢力が登場する。フィッツジェラルド、ジョン・スタインベック、マーク・トウェインらが乗り込んできて、海外の名作もチェックしたくなり、ひたすら積読本が増えそうなアニメでした。
本棚に余裕のある方は是非。
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「文豪ストレイドッグス」は現在、U-NEXTやFOD、Hulu、dアニメストアなどでアニメの全3シーズンと映画が見放題！
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ちなみに、私はU-NEXTで見ました。Youtubeと違い途中で広告が入らないことと、他のアプリを使用中もスマホ画面の片隅で動画再生を続けられるので、週末のイッキ見も難なく？クリアできてしまいます。
しつこいようですが、本棚に余裕のある方は是非。
